【今注目のライブ配信とは?】オンライン教育を始める時に知っておきたい3つのポイント

2022.04.20

イントロ

こんにちは、KKStreamライターの津山です。2020年はコロナ禍で多くの教育現場がオンライン会議ツールなどでの授業を実施しました。ですがさらにオンライン教育の質を上げるために「ライブ配信」という手段があるのをご存知でしょうか?

ライブ配信を使うことで本来教室で行なっていた講義を、外出先や自宅でもリアルタイムに快適に視聴できるようになります。またチャット機能でコミュニケーションを取ることや生徒の出欠も確認でき、オンラインでもさらに対面に近い感覚で授業を受けることが可能になります。

日本では、ライブ配信を含めたオンライン教育市場が年々成長しており、2021年度のB2C向けe-ラーニング売上高は約2,175億円と10年前に比べ2倍以上の規模になる見込みです。オンライン教育は学校に行く時間がない社会人にも非常に向いており、今後も成長が期待できる市場です。

しかしオンライン教育を実施するときに気になるのが、配信方法やコスパです。いざ始めるとなるとライブ配信と録画配信どちらがいいのか?オンライン会議ツール以外にも配信する方法があるのか?どれがコスパがいいのか?などわからない方が多いでしょう。

そこで今回は、今の流れに乗り遅れないためのオンライン教育の基礎知識、主な2つの配信方法、そしてライブ配信サービスとオンライン会議ツールとの違い、という3つのポイントを、動画配信サービス専門家の観点からまとめてお伝えします!

これから動画配信を考える教育関係者の皆様は、ぜひこのブログでオンライン教育とライブ配信サービス利用に必要な知識をまとめて覚えてしまいましょう!

1 オンライン教育に乗り遅れないための基礎知識

1-1. 今注目のオンライン教育とは

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オンライン教育とはインターネットを通じてパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを使って、リモート(遠隔)状態で行われる教育スタイルです。

予備校や社会人セミナーなどでは1980年代から使われており、学習塾のサテライト予備校はまさにこのオンライン教育の代表です。

2019年の政府「GIGAスクール構想」で「教育のオンライン化」が目標に掲げられたこと、

また新型コロナで外出制限になったことをきっかけに、学校教育でも積極的に導入されるようになりました。現在では以下のような場面でオンライン教育が利用されています。

現在のオンライン教育活用例:

  • ● 小学校〜大学の授業
  • ● 学習塾や予備校のサテライト教室
  • ● 社内研修
  • ● 社会人向け学習セミナー など

 

1-2. オンライン教育のメリットとデメリット

オンライン教育は場所を借りる必要がないため、講師にとっては固定費が安く済むメリットがある一方、実技を伴う体育や化学などの授業には不向きです。

また、受講者もオンライン教育は移動がないメリットがある一方、ネット環境次第で満足度が変わるデメリットがあります。

ここでは、改めて配信者(講師側)と受講者(生徒側)に分けてメリットとデメリットを紹介します。

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オンライン教育は場所を選ばず配信できるので塾やセミナー関係者はビジネスチャンスが広がる一方、受講者の参加意欲や理解度は現場授業よりも下がりやすい傾向があります。そのため学校関係のオンライン教育は特にフォローアップが重要になります。

2. オンライン教育コンテンツを配信する2つの方法

オンラインで教育コンテンツを配信するには主に2つの方法があります。それがオンデマンド配信とライブ配信です。ここではそれぞれの配信方法の特徴を記載します。

2-1. オンデマンド配信

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オンデマンド配信は事前に講義内容を録画して配信する方法です。受講者はパソコンやスマホなどのデバイスを使ってインターネットにアクセスすれば、都合のいい時に何回でも視聴することができます。

メリット:配信者は配信内容を事前に確認することができます。また生徒は自分のペースで学習が可能です。

デメリット:配信者は受講者のリアルタイムな反応を見ることができません。また受講者は自分でペース管理をする必要があります。

2-2. ライブ配信

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ライブ配信はリアルタイムで講義を配信する方法です。受講者は配信時刻にパソコンやスマホなどのデバイスからアクセスして視聴します。リアルタイムなので講義中にチャットやアンケートを行うこともできます。

 

メリット:配信者は受講者の様子を見ながら講義を進められます。また受講者も意見交換をリアルタイムで行うことができ、より対面講義に近い環境で学べます。

デメリット:配信者は事前に配信内容を見ることができません、また受講者は時間通りに視聴する必要があります。

 

ライブ配信は双方向コミュニケーションが簡単で実際の教室に近い状況で学べるため、オンライン教育が幅広い分野に普及するにつれ最近では最も人気が高まっている配信方法です!

ライブ配信にはその時間しか見られない、配信者はぶっつけ本番になるというデメリットがありますが、それを解消するオンデマンド配信とライブ配信の良さを組み合わせたLive-to-VOD (ビデオオンデマンド) 、あるいはその逆のVOD-to-Liveという方式も活用されています。

Live-to-VODはライブ配信後にその映像をVOD配信する方法で、ライブ動画を繰り返し利用できるため配信者のコスト削減に繋がります。また受講者も、万一見逃しても後で確認できるメリットがあるので、満足度が高く社会人向けセミナーなどを中心に注目されている配信方法です。

またVOD-to-Liveは塾のサテライト教室では昔から使われていた方式で、配信者が録画した映像を決まった時間にライブ配信する方法です。配信者の撮影時間が拘束されないメリットがあります。

実際の教室に近い雰囲気でオンライン教育を開始したい場合は、やはりライブ配信がオススメです!さらにライブ終了後にVOD配信できるLive-to-VODのサービスを利用すれば、参加者の満足度も高まります。

現在では、低コストで操作も簡単なプロの動画配信サービスが多く登場しています。配信方法の特徴を理解して、ぜひ満足度の高いオンライン教育のために必要なサービスを検討してください。

3. オンライン会議ツールとプロのライブ配信サービスの違い

教育現場では今特にライブ配信が注目されているとお伝えしましたが、その特徴はZoom, Microsoft Teams, Google Meetなどのオンライン会議ツールを利用した講義配信とやや似ています。

ではわざわざプロのライブ配信サービスを利用するメリットは何でしょうか?ここでは簡単にそのメリットを紹介します。

まずオンライン会議ツールは安価で導入しやすい一方、少人数向けであるために参加人数制限があったり、人数が増えると映像遅延が発生したり、マルチ画面に不向きだったり、というデメリットがあります。

またセキュリティ面でも簡単にリンクやパスワードが流出してしまう懸念があります。

その点プロのライブ配信サービスでは、大人数でも対応できる技術を備えています。そのため人数制限がなく幅広い受講者にアプローチできる上、低遅延で高画質に配信できる技術を使っているのでどんなデバイスでも快適に視聴できます。

さらにマルチ画面の切り替えもスムーズで、双方向のコミュニケーション機能も充実しているため、受講者はより現場と近い形で講義を受けられ、満足度が高まります。

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また多くの受講者が参加するオンライン教育では、情報流出は大きな社会問題になりかねません。実際に有名なオンライン会議ツールで、情報が盗まれるなどのセキュリティ問題が見つかりました。

しかし、プロのライブ配信サービスならオンライン会議ツールと比べて強力なセキュリティ保護が可能です。さらに画面コピー防止機能や厳しいログイン管理などにも対応できるDRM(デジタル著作権管理)技術を使ったサービスを選べば、セキュリティ対応も万全と言えます!

オンライン教育のコンテンツ保護に欠かせないDRM技術の内容はこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひサービス選定の前に参考にしてください。

【動画配信のプロ直伝】 5分でわかるDRMの基本とDRMを活用すべき動画のポイント

4.オンライン教育のライブ配信ならKKStreamにお任せ

最後にこれからオンライン教育でライブ配信サービスを導入したい方にオススメのサービスを紹介します。それがKKStreamのBlendVision「MOMENT」です。

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台湾に本社をもつKKStreamは、通信、メディア、オンラインレッスン、ホームフィットネスなどのB2Bストリーミングソリューションに強みがあります。特にBlendVisionシリーズは、専門的なコンサルサービスも統合したSaaSで、台湾の鴻海(ホンハイ)や日本のKDDIなど多くの企業で利用されています。

BlendVisionの「MOMENT」はたった数回のクリックで、簡単にオンライン教育コンテンツが配信できます。また低遅延、高解像度のライブストリーミング技術に加え、オンラインチャットやオンライン投票など教育現場で求められる双方向機能も充実しています。

BlendVisionシリーズはハリウッド級のDRMを備えており、再生デバイス数の管理、コンテンツ暗号化などの技術で違法コピーを防止できます。さらに画面コピー防止のためのウォーターマーク(電子透かし)機能も備えており、コンテンツの著作権を強力に保護することができます。

さらにライブ配信後のVOD配信(Live-to-VOD)、またその逆(VOD-to-Live)も可能で、教育ビジネスのマネタイズにも最適です。 BlendVisionはリアルタイムでダッシュボードが見られるので、配信中のパフォーマンスを追跡することも可能です!

これから教育機関で授業やセミナーのオンライン配信を進めたいと考える教育業界の方は、ぜひこちらからBlendVision「MOMENT」のサービスを体験してみてください!

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