新しいOTTプラットフォームへの移行

2021.07.22

日本の大手通信会社であるKDDIは、2009年にスマートフォン事業を開始し、定額制コンテンツの新時代を迎えました。KDDIの使命は、ユーザーにモバイル体験を存分に楽しんでもらうことでした。そこでKDDIは、「ビデオパス」という大胆なビデオ・オン・デマンドサービスを開発しました。

KDDIは競争の激しい市場で事業を展開するため、常に変化するユーザーのニーズと市場のトレンドに対応できる柔軟性のあるプラットフォームが必要です。しかし、ビデオパスのサービスを開始したあと、KDDIはイギリスを拠点とするソリューションプロバイダーの技術的限界にすぐに気づきました。それは、ストリーミング業界の急速な変化に素早く対応していないという点でした。

新しいプラットフォームでの収益向上

KDDIが最初に直面した課題は、「ビデオパス」を新しいストリーミングプラットフォームプロバイダーに移行することでした。彼らは最先端のテクノロジーを備えながら、ストリーミング市場も十分に理解しているというパートナーを求めていました。そこで、KKStreamを搭載したBlendVisionEnterpriseソリューションを採用しました。

KKStreamは、ビデオパスの130万人の既存ユーザーの体験を中断せずに、2か月以内にKDDIのサブスクライバーベース全体とコンテンツをKKStreamのBlendVisionプラットフォームソリューションにシームレスに移行しました。 さらに3年以内に、ビデオパスは利益を上げました。

可能性に満ちた信頼でき柔軟性のあるパートナー

KDDI エンターテインメント推進部の宮地悟史部長は、「サービスに悪影響を与えず、かつ柔軟性と費用対効果の両方を考慮しながら移行を行うことは、本当に難しいことでした。しかし、驚くべきことに、KKStreamは我々の要求をすべて達成することができました。“KKStreamの可能性を感じ、信頼できるパートナーとして信用したのは、まさにその時でした。」

より多くの視聴者を獲得するために

Netflixが日本に進出した直後、KDDIは、視聴者をエンゲージし、ビデオパスを競合他社と差別化するために、オリジナルのコンテンツを配信する必要性をすぐに認識しました。 KDDIは当時より協業関係にあった日本の主要テレビ局の1つであるテレビ朝日と連携して、特徴的で魅力あるサブスクリプションストリーミングサービスを立ち上げようと考えていました。その結果、KDDIは2020年にテレビ朝日との合弁会社を設立し、ビデオパスのブランドを「TELASA」に変更しました。

その他のコンテンツ

事例の紹介

    ドキュメンタリーライブラリー全体のトランスコードとDRMの追加をわずか3日で完成させました

    広告付きリニアストリーミングを既存のプラットフォームにシームレスに統合します

    ライブおよびVODコンテンツの統合作業を最小限に抑え、スムーズなサービス移行を実現

もっと見る